さて本日は、
『“確率”と“勝率”は違う』
というお話しです。
今日の内容を理解すると、
トレードに限らず、
ぱっと見の数字に惑わされることなく、
『勝負の本質』が見えてくるので
どうぞ最後までご覧ください。
過去に数学だけを武器に
マーケットで戦おうとして
破れていった人は数多くいます。
ノーベル賞を取るような学者ですら
負けて破産しているのが
マーケットという戦場です。
例えばあなたは
「大数の法則」
というのをご存知でしょうか?
ざっくり言うと
「回数を重ねれば重ねるほど、確率は収束する」
という考え方です。
生命保険もこの考えに基づいて
保険料や保証が決まっているというほど
有名な法則です。
現実で例えると
カジノのルーレットでは
赤がくるか黒が来るかの確率は48.65%です。
50%ではないのは、
“0”という赤でも黒でもない
部分があるからです。
ここでは便宜上50%とすると、
50%の確率で勝つし、
50%の確率で負けるはずです。
でも現実では、
赤、赤、赤と
片方が続くことだってあります。
何十回、何百回、何千回、
もしかしたら何万回試行したとき
結果として50%に落ち着くのです。
しかも実際には
盤面に歪みがあるかもしれないし、
ディーラーの投げ方にクセがあるかもしれません。
もし「狙えるディーラー」なら
ディーラーの心理によって
ボールの落ちる場所が変わるかもしれません。
こう考えると
本当に50%の勝負をしているとは
断言できなくなるのです。
表面的な数字だけで
ギャンブルやトレードなど、
勝負事をわかった気になっては危険です。
必ず、数字以外の
環境や人間心理などが絡んでくるのです。
きちんと本質をつかみ、
惑わされないようにしてください。
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