あの憎い敵のことを知りましょう:織田慶

織田慶

 

本日は、『敵を知ろう』

というテーマでお話します。

 

あなたは過去に

「これをやればうまくいくのに」

と思いながら、

 

実行できなかった経験は

ないでしょうか?

 

・投資

・独立

・ダイエット

 

など、

 

「今度こそ絶対やるぞ!」

 

と思いながらも行動に移せず、

時間ばかり過ぎてしまったことが

1度くらいはありませんか。

 

そんな時は、

頭ではわかっているのに

本当にどうしようもなくて、

 

自分を責める気持ちばかりが

大きくなってしまうものです。

 

しかし、自分を責めても

どうにもなりません。

 

では、どうしたらいいのか?

 

やるべきことの第1歩目は、

『敵を知ること』です。

 

その敵は

『現状維持バイアス』

と呼ばれています。

 

ご存知かもしれませんが、

 

「現状を維持したい」

 

と思う気持ちのことです。

 

私たちに人間は、

変化に対してストレスを感じます。

 

ですから

頭ではわかっているのに、

 

心のブレーキがかかり

行動できなくなってしまうのです。

 

人によって差はあれど、

多かれ少なかれすべての人が

このブレーキを持っています。

 

・現状に満足していない

・変わりたい

・挑戦するぞ

 

と言いながら、

いつまでも同じところにいるのは

このせいです。

 

しかしこの、

『現状維持バイアス』

という敵を理解しただけでは、

まだ勝利は難しいでしょう。

 

現状バイアスの陰に隠れて

もう1つの敵がいるのです。

 

そいつは、

「プロスペクト理論」と

呼ばれます。

 

プロスペクト理論とは、

 

人が持つ、

“利益を得ること”よりも

“損失を被る方を大きく捉える”

性質のことです。

 

簡単に言えば、

人は“損失を避けたい生き物”なのです。

 

この2つの敵を理解したうえで

はじめて対策を立てられるのです。

 

では、いったい

どうすればいいのか?

 

それは、

 

『変化することによって

 失うものを明確にすること』

 

です。

 

つまり、現状から変化したときに、

何をどれだけ失ってしまうのかを

客観的に見える化するのです。

 

すると、

自分が恐れていたものを

冷静に捉えることができます。

 

たとえば、

会社員を辞めて、

独立しようとしているけど、

 

もう何年も独立できない

状態だとします。

 

確かに、独立して

固定給が入ってこなくなることで、

 

前と同じ生活が

できなくなるかもしれません。

 

ですが、ある程度の蓄えがあれば

万が一、数ヶ月間が収入がゼロでも

大丈夫かもしれません。

 

もしかしたら、失業手当なども

活用できるかもしれませんし、

 

本当にダメだったら、再度

就職することも可能ではないでしょうか。

 

そうしたように、

冷静に考えてみると、気づくはずです。

 

「それほど、

 難しいことじゃないかも」

 

「別に死ぬわけじゃないな」と。

 

人は、損失の方をより大きく感じ、

それを避けようとします。

 

ですから

それを具体的にすることで

変化を受け入れることができます。

 

すると

行動するメリットが

明確になります。

 

後は行動するだけです。

 

そしてこれは、投資も同じです。

 

頭ではわかっているのに

損失を大きく感じてしまい

損切りが遅れる。

 

こんな話はよくあります。

 

そういう時には

思い出してください。

 

「これは現状維持バイアスが

 働いているな」と。

 

これで、行動を起こす

恐怖は軽くなります。

 

失うことを怖がって

行動できない時間こそ、

二度と取り戻すことができません。

 

目の前に見えるものよりも、

もっと大きなものを

失っているのかもしれませんね。

 

あくまで、行動することでしか

成功は手に入らないことを

肝に銘じてください。

 

今日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

織田慶

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