おはようございます、
織田慶です。
先日、こんな
質問をいただきました。
「FXって、稼ぐため以外に
やる人いるんですか?」
確かにその通りですよね。
FXは、別に社会の役に立つわけでも、
誰かを直接喜ばせるわけでもありません。
また、スポーツや趣味のように
「そのものが純粋に楽しいからやる」
というものでもない。
正直、チャートの数字を
見続けるなんて退屈ですし、
僕自身も「稼ぐため」以外の理由で
やったことはありません。
じゃあ、稼ぐためにやるのが
当たり前だろうと思うかもしれません。
けれど、ここでひとつ
大事な落とし穴があります。
それは
「稼ぐためにトレードすること」
と
「稼ぐために決済ボタンを押すこと」
は全然違う、という点です。
稼ぐためにやってはいけない行動
あなたも経験があると思います。
エントリーしたポジションが
含み益になった。
「今のうちに利確しておきたい」
と思って決済する。
逆に、含み損を抱えたとき。
「これ以上減るのは嫌だ」
と思って早めに切る。
どちらも「稼ぐために」
やっているように見えますよね。
ところが、ここに
大きな罠があるんです。
その決済の理由は、
「稼ぎたいから」
「損したくないから」
という自分の感情に基づいたもの。
つまり、マーケットに対して
客観的な根拠がないんです。
本来トレードというのは、
あらかじめ決めたルールや
優位性のあるポイントに基づいて
行動するべきです。
でも多くの人は
「今利益を確定したいから」
「これ以上減らしたくないから」
という感情に流されて
決済してしまう。
この瞬間、トレードは、
「稼ぐための仕組み」
から
「感情を満たすための行動」
に変わってしまうのです。
トレードで勝ち続ける人の決済理由
稼ぎ続けているトレーダーの
決済理由はシンプルです。
エントリーの根拠が
崩れたから決済する。
想定した損切りラインに
到達したから決済する。
計画した利確ポイントに
到達したから決済する。
この3つしかありません。
ここには
「怖いから」
「利確したいから」
といった感情的な理由は
一切入っていないのです。
言い換えると、
勝っている人は
「稼ぐために決済する」
のではなく
「ルールに従うために決済する」
なのです。
その結果として
利益が積み上がっていく。
これが、稼げる人と
稼げない人の分岐点なのです。
僕自身の失敗談
正直に言うと、僕も昔は
「怖いから」という理由で
何度も決済していました。
少し含み益が出ただけで
「なくなったら嫌だ」
と思って即決済。
結果、利益は伸びない。
逆に、含み損が出ると
「まだ戻るかもしれない」
と耐えてしまい、
気づけば大きなマイナスに。
これを繰り返していた時期は、
本当に稼げませんでした。
でも、あるとき気づいたんです。
「感情で決済している限り、
どれだけ上手いエントリーを
しても意味がない」と。
そこからは、事前に決めた
損切り・利確ラインを
守るように徹底しました。
すると、不思議なことに
勝率は変わらなくても、
結果として資金が増えていったんです。
まとめ
FXは「稼ぐためにやる」もの。
これは間違いありません。
でも、「稼ぐために決済する」
ということは絶対にNGです。
大事なのは、感情ではなく
「ルール」に従うこと。
- 根拠が崩れたら切る
- 決めた損切りラインで切る
- 計画した利確ポイントで利確する
この3つを徹底するだけで、
トレードの質は大きく変わります。
もし今、あなたが
「怖いから決済した」
「利確したいから決済した」
という理由でボタンを押しているなら、
それは要注意。
勝ち続けるためには
「稼ぐために決済しない」
という逆説的な考え方を、
ぜひ心に刻んでください。
今日もお読みいただき、
ありがとうございました。
織田慶



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