あなたはついつい、
愚痴をこぼしてしまう
ことはないでしょうか?
うまくいかないときや、
思うような結果が出ないとき、
愚痴を言いたくなるのは
人間として自然な感情ですし、
悪いことではありません。
嫌なことがあれば、
誰でも愚痴の一つや二つ、
こぼしたくなることもあると思います。
愚痴は適度に吐き出した方が
スッキリしますし、
吐き出すことによって、
気持ちを切り替え、次に進める
きっかけにもなります。
ただひとつ、
気をつけることがあります。
それは、いつまでも
“愚痴をこぼし続けない”ことです。
たとえば、
ある2人の会社員がいたとします。
2人は同じ職場で働く同僚で、
その部署には
社内でもウワサになるほど、
仕事に厳しい上司がいました。
2人は毎日のようにダメ出しを受け、
仕事が終わるのは終電ギリギリに
なることもしばしばでした。
資料を作ってはダメ出しをされ、
作り直してもまたダメ出しの
繰り返しが続く毎日。
2人にとって、
とても苦しい時間が続きました。
そんな日々が続くこと3ヶ月。
とうとう1人は不満を爆発させ、
仕事を放棄してしまいました。
はじめのうちは同情して
話を聞いてくれていた同僚たちも、
上司の愚痴をこぼし続ける彼に対して
しだいに嫌悪するようになり、
いつしか、彼の周りには
誰も味方がいなくなっていました。
一方、もう1人は、
愚痴をこぼすことはあったものの、
不満を爆発させ、
仕事放棄した彼とは違いました。
上司のダメ出しに耐え、
いまではその上司の代理として、
プロジェクトを牽引し、
リーダーとして活躍しています。
2人の違いを分けたものは
何でしょうか?
それは、
『上司のダメ出しを受け入れたか、
受け入れなかったか』
の違いです。
1人は、上司のダメ出しに
疑問を抱きつづけ、納得がいかず、
最終的に仕事を投げ出してしまいました。
もう1人は、
上司のダメ出しを一旦受け入れ、
上司と自分の仕事の“差”を考え続けました。
2人の違いは、それだけでした。
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さて、この例え話を聞いて、
あなたはどう感じましたか?
先ほどもお伝えしたように、
愚痴を言いたくなるのは、
人間として自然な感情ですし、
それが悪いことではありません。
ただそれを、いつまでも
引きずっては成長しません。
思考を切り替えることが重要です。
愚痴というのは、
その人の勝手な決めつけだったり、
一方的判断にすぎなかったり
することがほとんどです。
言い換えると、
愚痴=非難のレッテルを貼る
という行為でもあります。
非難は、自分が正しいという
前提に立っていますから、
ある人物や事柄に対して、
いま以上に深く考えたり、
新たに考えたりすることが
できなくなるのです。
成功するためには、あなたが
理解できない常識や考え方を受け入れ、
納得できなくても果敢に挑戦する
「素直さ」や「勇気」が必要です。
あなたも気づかないうちに、
愚痴をこぼし続け、思考停止し、
自分の可能性を
閉ざしてしまっていませんか?
相手からの指摘を、
・本当にそうなのか?
・そのやり方は違う
・自分には合っていない
などと感じることがあっても、
まずは素直に実践してみてください。
その挑戦の先に、
大きな結果が待っています。
今日もお読みいただき
ありがとうございました。
織田慶
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