選択肢は減らしましょう

織田慶

 

2月に入りましたね。

 

厳しい寒さが続きますが、

体調管理には気をつけて、

今月もがんばっていきましょう^^

 

本日は、

 

『選択肢が多いほど、うまくいかない』

 

というテーマで

お話していきたいと思います。

 

ぜひ最後までご覧ください。

 

仕事柄、私は様々な質問や

相談を受ける機会があります。

 

お話を深く聞いていくうちに、

次のような悩みをお持ちの方が

ある程度いらっしゃるように思いました。

 

「本当に今のままでいいのかな?」

 

「もっと他にいい方法や手段が

 あるんじゃないか?」

 

多くの方が、数ある選択肢を前に、

思い悩んでいるようです。

 

“何かを決める”ということは、

簡単そうに思えて、

実はとても難しいことなのです。

 

実際、アメリカのイェール大学が行った

こんな実験があります。

 

被験者を2つのチームに分けて、

ある質問をするのですが、

 

まずはこんなイメージを

してもらいました。

 

=====

あなたはアルバイトで貯めたお金で

なにか買い物をしようと街を歩いています。

 

すると、ずっと買いたと思っていたビデオが

セールで14ドル99セントになっていました。

=====

 

このイメージをしてもらった上で、

2つのチームにはそれぞれ、

次のような質問をしました。

 

Aチームの選択肢

1)このビデオを買う?

2)このビデオを買わない?

 

結果

1)を選んだ人 75%

2)を選んだ人 25%

 

「買う」「買わない」の二者択一だと、

ほとんどの人は「買う」を選びました。

 

つづいて、Bチームには

次のような質問をしました。

 

Bチームの選択肢

1)このビデオを買う?

2)このビデオを買わず、

  14ドル99セントで、「他のもの」を買う?

 

結果

1)を選んだ人 55%

2)を選んだ人 45%

 

実に半分近くの人が

「他のものを買う」を選びました。

 

非常にシンプルな

「買う・買わない」ではなく、

 

「他のものを買う」になっただけで

こうも違ったのです。

 

これによって、選択や意思決定が

いかに難しいことであるかが

わかると思います。

 

では、どうすれば、

その選択や意思決定を

容易にすることができるのでしょうか。

 

それは、

『選択肢を絞る』ことです。

 

たとえば、

 

・やる or やならい

・A or B

 

のように、

選択肢が少なければ少ないほど

決断は容易になります。

 

もしあなたが、

 

「本当に今のままでいいのかな?」

 

「もっと他にいい方法や手段が

 あるんじゃないか?」

 

と、数ある選択肢を前に

思い悩んでいたとしたら、

 

まずはその中から

1番重要だと思うものを

1つだけ選んでください。

 

そして、全力でそれに取り組み、

それ以外のことはやらないでください。

 

全身全霊、全力でやってみて、

万が一もしダメだと思ったら、

また次のことに挑戦すればいいのです。

 

「諦める」という

言葉の語源は「明るむ」

 

つまり、

「つまびらかにする、明らかにする」

ことだと考えられています。

 

何を諦め、何を続けていくのか。

 

言い換えれば、

自分の力をどこに投入するのか。

 

それを明らかにするためには、

やはり1つ1つ全力で取り組み、

検証していくしかありません。

 

一見、遠回りに

思えるかもしれませんし、

 

時間の無駄に感じることも

あるかもしれません。

 

しかし、

全力を積み重ねた先には必ず、

 

あなたが力を投入すべき

対象が見えてくるはずです。

 

「どちらも選べない・・・」

 

という状況を一刻も早く脱して、

 

今、目の前のことに

全力投球していきましょう。

 

今日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

織田慶

コメント