世の中には、
「なくて七癖」という
ことわざがありますが、
あなたは、こんな
口癖を持っていませんか?
「最悪だー!」
「面倒くさい」
「私、バカだから」
もしこのような口癖を持っているなら
気を付けてください。
もしかしたら
その口癖があなたのパフォーマンスを
落としているかもしれません。
今回は、
『使う言葉が与える影響』
というテーマでお話します。
さて私たちは、普段の生活で、
ネガティブな言葉を
つい使ってしまうことがあります。
先ほどの例でいえば、
「最悪だー!」
なんて実際に思っていなくても、
深く考えず言ってしまいませんか?
本当に思っていないとしても、
言葉はあなたの行動を
方向づけてしまうので、
注意しなければいけません。
これは実際に、
「プライミング効果」と呼ばれていて、
ニューヨーク大学のジョン・バルフ氏が
行った実験で、明らかになっています。
実験では、被験者を数チームに分け、
いくつかの単語を使って
文章を作ってもらいました。
その中の1チームだけ、
高齢者に関連する単語を
混ぜておいたそうです。
・孤独
・杖
・シワ
・忘れっぽい
・ごま塩
このような言葉で、
直接、「高齢者」という
言葉ではありませんでした。
そしてその後、各チームに
他の場所へ移動してもらいました。
すると・・・
高齢者に関連する単語を使ったチームだけ、
明らかに他よりも
歩くのが遅くなったそうです。
つまり、使った言葉に
無意識に影響されてしまったのです。
しかも、直接「高齢者」
という言葉ではなく、
連想させる言葉だったにも関わらずです。
「使う言葉に気をつけよう」とは
古くから言われていると思いますが、
実験でも実証されていたのですね。
しかし、逆を言えば、
“ポジティブな言葉”を使っていれば
行動に良い影響が出るということです。
ですから、
ネガティブな言葉が頭に浮かんだ時や
口から出そうになった時は、
ポジティブな言葉に変換して
つぶやいてみてください。
先ほどの言葉であれば、
「最悪だー!」
→「成長するチャンスだー!」
「面倒くさい」
→「これをやれる自分はすごい」
「私はバカだから」
→「私は努力でここまできた」
などと言い換えると、
「セルフイメージ」が上がり
様々な行動の結果が良くなるはずです。
また、ネガティブな
言葉やイメージが影響するのは
自身が発するものに限りません。
他人が使っている言葉や
その場の雰囲気なども
行動に作用しますので
あまり好ましくない人がいる場所には
いないように気をつけましょう。
それと、朝一番に接する言葉は
その日一日の感情に大きな影響を
与えると言います。
なので、ポジティブになれる言葉を
・スマホの待ち受けにしておく
・枕元に置いておく
・天井に貼っておく
などして
一日のスタートを
良いものにしてください。
そういえば、
「どっこいしょ」なんていうのも
高齢者をイメージすることがあるので、
使わないように
気をつけたいですね^^
今日もお読みいただき
ありがとうございました。
織田慶
コメント