これで前向きになれました:織田慶

織田慶

おはようございます、織田慶です。

6月に入りましたね。

 

2024年も5ヶ月が終わり約半分が過ぎようとしています。
きっとあなたも今月の目標を設定していることでしょう。

 

本日は『効果的な目標設定』をテーマにお話します。

「目標って嫌いなんだよなぁ」と思っている人におすすめの内容です。

 

ぜひ最後までご覧ください。

さて、あなたは目標設定をどのように行っていますか?

 

  • 社内で一番の成績をとる
  • 社運をかけたプロジェクトに抜擢される
  • 今月は、ライバルのAさんより多くの収入を得る

    などでしょうか。

 

しかし、これらの目標はモチベーション的には今ひとつと言えそうです。

 

というのも、

“他人との比較”で設定している可能性がある目標だからです。

 

ここで、心理学者の『ルース・バトラー』が行った実験を紹介します。

この実験では、

生徒をA、Bの2グループに分けテストをやってもらいました。

  • Aには「他生徒との比較で評価する」と伝え、
  • Bには「自身の成績の変化で評価する」と伝えました。

その結果、どうなったと思いますか?

 

結果は、テストを繰り返すに連れてBのほうが成績が伸びていき、

「楽しい!」という声も多かったそうです。

これは、他人との比較よりも自分の成長を評価される方が、
人は前向きに努力ができることを示しています。

 

つまり、目標は他人との比較ではなく自分の成長にフォーカスしたほうが効果的ということです。

 

比較対象が、以前の自分なので

 

  • やるべきことが明確になり
  • ストレスも感じにくく
  • 努力を続けやすい

 

といったことがあるからでしょう。

 

では、過去の自分と比べる目標にすれば

それで十分かというと、もうひと工夫あるとさらに効果が高まります。

 

その工夫とは“目標をできるだけ具体的にする”

ということです。

これも、実証されています。

心理学者『エドウィン・ロック』と『ゲイリー・レイサム』の実験です。

ある運送業者の積荷を調べたところ、最大積載量の約60%しか荷物を積んでいなかったそうです。

それに対して「積荷は最大積載量の94%にするように」との指示を出しました。
しばらくして確認すると、最大積載量の90%まで積荷が増加していたそうです。

この実験からわかるのは、

人は要求がない場合には必要以上のことをしようとしないが、具体的で難しすぎない目標があれば前向きに努力するということです。

 

人のやる気が出ないパターンには2通りあると言われています。

  • 1つ目は、“目標がない場合”。
  • 2つ目は、“目標が簡単すぎたり、難しすぎたりする場合”です。

 

この2つのパターンは、やる気が出ないと言われています。

 

逆に言うと、適度な難易度で達成可能な目標であればモチベーションが上がるということです。

 

まとめると、

他人が影響し漠然とした目標よりも、他人に影響されず具体的な目標の方が、前向きになれるということです。

もしあなたが、立てた目標に対して

「なんだかやる気が出ないな・・・」という場合には、目標を見直してみてはいかがでしょうか。

 

では今月も、前向きに

取り組んでいきましょう^^

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

織田慶

 

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