あなたは、
なぜ人は、物事を
続けられないのだと
思いますか?
『三日坊主』という
言葉がありますが、
・書籍
・講演会
・セミナー
といったところで、
どんなに良いことを聞いても、
実際に継続できない人が
ほとんどです。
さらには、
継続できない自分を
責めてしまう人もいます。
目標に向かって
がんばっている人に限って、
そんな悲しいことに
ならないように、
本日は、『継続するコツ』
についてお話します。
もともと私たち人間は、
“変化を好まない生き物”です。
簡単には変われませんし、
簡単に動くこともできません。
なぜなら、私たち人間の体には、
ホメオスタシス(恒常性維持機能)
という機能が備わっているからです。
ホメオスタシスは、
人の生命維持に大切な機能です。
たとえば、
気温が高いときには、
汗を放出して体温の上昇を避け、
気温が低いときには、
身震いなどをして熱をつくり、
体温低下を避けようとしてくれます。
またホメオスタシスは、
肉体面だけでなく、
心理面においても、
“いまの環境を維持しよう”
という働きをします。
ですから、どんなに、
「よし、がんばろう!」
「今日から変わるぞ!」
「明日はもっとやってやる!」
と思っていても、
ホメオスタシスという
大変強い力が働くがゆえに、
なかなか変わることは
できないのです。
つまり、なにか
新しいことをはじめても、
継続できずに終わってしまうのは、
このホメオスタシスが原因です。
一方、そんな中でも、
「やろう!」
と思ったことを確実に実行して、
成功している人がいるのも事実です。
同じ決断をしても、
・できる人
・できない人
がいるのは、いったい、
なにが違うのでしょうか?
それは、
「やろう!」
と決めたことが、
「できたらいいな〜」
になっているのか、
「しなければならないこと」
になっているかどうかです。
継続できる人は、後者の
「しなければならない」
になっている人です。
前者の、
「できたらいいな〜」は、
逆説的に言えば、
“しなくてもいいこと”
とも言えます。
なので、その人にとっての
“絶対”ではないのです。
これでは、
強力なホメオスタシスに
打ち勝つことはできません。
現状維持機能を打ち破るためには、
「なにがなんでも絶対やる!」
といった強い意志が必要なのです。
あなたがいま、
“やろう”と決めていることは、
心の底から湧き上がる願望や欲求、
目標の実現と繋がっていますか?
そして、それらを実現するために、
絶対にやらなければならないものに
なっていますか?
2021年も残りわずかです。
今年の出来事や、
ご自身の行動を振り返るとともに、
再度、あなたが心の底から
実現したいものは何かを自問し、
しっかり自分自身と
向き合ってください。
行動をモチベートし、
継続させるためには、それが必要です。
今日もお読みいただき
ありがとうございました。
織田慶
コメント