おはようございます、織田慶です。
蒸し暑い日が続きますね。
さて、あなたは夏休みの宿題をいつ終わらせていましたか?
もしかしたら、終わらせていなかったかもしれませんが、
締め切り間際の8月31日に、慌ててやったという思い出はありませんか?
大人になって同じで、締め切りが迫って
- 「アイデアがひらめかない」
- 「良い発想が生まれない」
そういった状況はとてもつらいものですよね^^
確かに、ミュージシャンなどのアーティストが、
「メロディーが降ってきた!」
などと言って、“数分で1曲が完成した”といった逸話は憧れますよね。
それだけ、アイデアやひらめきは、得ようと思って得られるものではないというイメージがあると思います。
数年前に放送されたNHKの番組、
『NHKスペシャル 「人体」“脳”すごいぞ! ひらめきと記憶の正体』
では、
“ひらめき”とはどのような状態なのか?
それを調べるために、芥川賞作家でもあるお笑い芸人の又吉直樹さんをモデルにMRI(画像診断装置)で脳の活動状態を調べています。
「ぼーっとしている」ときの状態とほぼ同じだったのです。
興味深いですよね^^
よく、休みの日にぼーっとしてしまい、「無駄な時間を過ごしてしまった」と後悔している人の話を聞きますよね。
ですが実験では、“ぼーっとしている”と言っても、
脳は活動を停止しているわけではなく、脳の広い領域で一斉に活動している様子が記録されたのです。
また、『スウェーデン式アイデアブック』という書籍では、“創造性の4B”というものが紹介されています。
4Bとは、
- Bathroom:お風呂、トイレ
- Bus:乗り物、移動中
- Bed:寝ているとき、起きたとき
- Bar:お酒を飲んでいるとき
のそれぞれの頭文字です。
そしてこれらの共通点は、
「リラックスしている」
「ぼーっとしている」
ことです。
ひらめきを得るためには、がむしゃらに脳を働かせるイメージがあるかもしれませんが、実はこういった、ぼーっとした時間を持つことが重要なのです。
また、こうした「ぼーっとしている状態」を、
最近の脳科学では、「デフォルトモード・ネットワーク」と呼んでいます。
ワシントン大学の研究によると、
ぼーっとして、デフォルトモード・ネットワークを稼働している状態は、通常の脳の活動よりも15倍のエネルギーが使われていることが明らかになっています。
忙しく働いている人ほどぼーっとするのがもったいないと思って、がむしゃらに考えようとする傾向があります。
ですが、たまには何もせず、
ぼーっとする時間を持って、優れたアイデアを得るキッカケをつかみましょう。
もちろん、常にぼーっとしているのではなく、
目標達成に向けてやるべきことは
やりましょうね^^
今日もお読みいただき、
ありがとうございました。
織田慶
コメント