割引率は高いほうが良い?:織田慶

織田慶

 

あなたは「割引率」が

高いのと低いのと

どちらがうれしいですか?

 

やはり、

 

・1割より2割引き

・2割より3割引き

・3割より5割引き

 

と、割引率が

高いほうが良いですよね。

 

しかし、世の中には

割引率が低いほうが良いモノがあるのです。

 

さて、それは何のことでしょうか?

 

答えは「時間」です。

 

聞き慣れないかもしれませんが、

時間には「時間割引率」というものがあり、

これは低い方が良いとされています。

 

今回はこの、『時間割引率』

をテーマにお話していきます。

 

時間割引率を低くできれば、

本来やるべきことを後回しにせず、

 

淡々と目標に向けた行動が

できるようになります。

 

ぜひ最後までご覧ください。

 

「時間割引率」とは、

 

いま手に入るものよりも、

将来手に入るもののほうの

価値を割り引く割合のことです。

 

例えば、

“今の1万円”と“1年後の1万1000円”

あなたならどちらを選びますか?

 

今の1万円を選ぶとしたら

 

1年後の1万1000円の価値を

割り引いているので

割引率の高い判断です。

 

反対に1年後の

1万1000円を選ぶのなら、

割引率の低い判断です。

 

言い方を変えれば、

 

割引率が高いのは

目先の利益を重視していることであり、

 

低いのは

先のことを考えて行動していること

となるでしょう。

 

私たちは、普段の生活で

目標を立てていると思います。

 

・経済的な自由

・豊かな人間関係

・健康維持

 

など、将来のことを考えて

達成しようとやるべきことを

続けていこうと思います。

 

しかし、続かないのは

この時間割引率のせいなのです。

 

人は、将来の利益より

今の誘惑を選んでしまうからです。

 

時間割引率は

生まれながらに、高い or 低いが

分かれるわけではありません。

 

どちらかと言うと

個人の性格の問題ではなく、

 

育った環境や置かれている状況によって

高い低いが決まります。

 

ただ、高い部分をそのままにしておくと

将来的なデメリットになってしまいます。

 

ですから、時間割引率の低い判断を

できるようにしておくのがよいでしょう。

 

では、どうしたらよいのか?

 

最も重要なのは

『意志力に頼らない』ことです。

 

人は誘惑を目の前にすると弱いものです。

 

ですから、強い自分を期待するのではなく

意志力を使わずできる環境を

作るとよいでしょう。

 

先ほどの

 

・経済的な自由

・豊かな人間関係

・健康維持

 

であれば、

 

・給料が振り込まれたら

 すぐに貯蓄や投資に回すよう

 手続きをしておく

 

・身近な人の誕生日などを

 予定表に入れておき、

 通知が来るようにしておく

 

・家には甘いお菓子を置かず、

 日頃から腹八分を徹底する

 

など、自然に

時間割引率の高い行動を

回避できるようにしておくのです。

 

他にも、人は余裕がなくなると

目先の利益に走りやすくなります。

 

ですから、意識して

仕組みを作っておきましょう。

 

目先の誘惑に振り回されず

将来の利益を考えて行動できる

そんな余裕ある大人でありたいですね^^

 

今日もお読みいただき

ありがとうございました。

 

織田慶

 

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